高等遊民になりたい

高等遊民になりたい大学生がいろいろ書きます。

これから刑法を学ぶ法学部生は井田良先生の『入門刑法学』を読もう

廃油です


実は僕法学部なんですけどぉ。刑法が好きなんですけどぉ。


僕が刑法の勉強を始めた頃から使っている『入門刑法学』をぜひ新しく法学部に入る1年生に読んでほしい!知ってほしい!


というわけで、法学の本を紹介するってことでなんか堅苦しい文章になってしまった本文をご覧あれ

本の概要

入門刑法学は、井田良教授が刑法初心者のために刑法を教えるという趣旨で、まるで講義を受けているかのような自然な文体で書かれている刑法の基本書です


著者の井田良先生は非常にすごい人で、現在の刑法学のトップに立っている人のひとりであるといえるでしょう


そんな井田先生が初学者向けに書いた本、刑法を勉強するなら絶対に読んでおくべきだと思います!!これから刑法を学ぶ学生に読んでもらいたい本なので、まずは前提知識から紹介していきます

総論と各論ってなに?

入門刑法学には『入門刑法学 総論』と『入門刑法学 各論』の2つがあります。2冊合わせても500ページ程度なので、たった500ページで刑法の概要がわかってしまうという素晴らしい本なのです


刑法をまったく知らない人、総論とか各論とかなんやねんって思ったでしょう?


実は刑法は大まかに2つに分かれています。総論というのは刑法の基礎となる部分のことで、各論というのは個別の犯罪のことです


具体的に説明すると、刑法総論では「どういった行為が犯罪になるのか、犯罪とはなんなのか」ということを勉強します


たぶん多くの人が聞いたことがあるであろう正当防衛というものがありますね。この正当防衛はどういう状況なら成立するのかっていうのも総論でやる内容です


刑法各論では殺人罪が成立するのはどういうときか、窃盗罪が成立するのはどういうときか」などのように、具体的な犯罪について勉強します


基本的には刑法総論で刑法の枠組みを勉強する→刑法各論で個別の犯罪について勉強するといった流れになります


入門刑法学読んだらたった500ページでこれが勉強できちゃうんだよ!?すっごくない!?

行為無価値論と結果無価値論ってなに?

これも刑法総論の授業でおそらく説明されると思いますが、刑法学の大きな対立として行為無価値論と結果無価値論というものがあります


簡単に説明すると、行為無価値論では行為に注目して犯罪を判断し、結果無価値論では結果に注目して犯罪を判断します。よくわかんないよね


井田先生は行為無価値論の学者なので、入門刑法学も行為無価値論の立場から書かれています


正直初めはどっちの立場が良いかなんてわからないと思うんですよ。でも勉強してるうちに自分は行為無価値論のほうがいいなぁと思えばそのまま井田先生の本を使って勉強すればいいし、結果無価値論のほうが良いなぁと思ったとしても行為無価値論の考え方を知っていて損することはないので初めに行為無価値論の本で勉強しても何の問題もありません。すぐ読めるから時間を無駄にするってこともないしね

なぜこの本がオススメなのか

刑法の入門書はほかにもあると思いますがなぜ僕が入門刑法学をおすすめするのか説明していきます


そもそも井田先生のツイッターが好きで井田先生に興味をもったのですが、それは割愛します
twitter.com

プロフィール面白すぎでしょ

面白くて読みやすい

ツイッターのことは割愛すると言いつつ若干関係あるんですが、井田先生はめちゃめちゃユーモアのある方です。それが入門刑法学の文章にも現れていて、法律の本であるにもかかわらず面白いです。ジェネレーションギャップでよくわからないネタもぶっこんであるけどそれも含めて面白い


初めて刑法を勉強する1年生にとっては、刑法がどういうものなのかわからないだろうしできれば楽しみながら勉強したいですよね


入門刑法学は基本書ほどしっかりした本ではないのでかなりくだけた文体で書いてあります。勉強嫌いな人にとってはそれでも読みにくいだろうけどほかの本に比べたらかなり頭に入りやすいと思います


「講義のような入門書」なので途中でコーヒーブレイクが入ってたりします。コーヒーブレイクは本当に雑談みたいな感じなのでここでリフレッシュしましょう

行為無価値論の最先端であるということ

さっき書いたとおり井田先生は行為無価値の先生です。しかもその行為無価値論のなかでも最先端の教授です


結果無価値論をとるなら別ですが、行為無価値論の立場を取るなら井田先生の本を読んでおけば自分も最先端になれます。刑法界の竹下通りです(竹下通りって最先端なのか?)


要は井田先生の入門書使っておけば間違いないってことです

薄いので通読が可能

入門刑法学は総論各論合わせて500ページ程度です。なので通読余裕ですマジで


総論の方は何回も通読してます僕。各論も数回はしてる


通読すりゃいいってもんじゃないけど、刑法の概要を知るための入門書なので入門刑法学を通読してしっかり頭に入れたらめちゃめちゃ強くなれるよ

入門刑法学が気に入ればそのまま基本書にステップアップできる

井田先生は入門刑法学だけではなくちゃんとした基本書も出してます

だから、入門刑法学を読んだあとに基本書を読めば自然な流れでステップアップ!できるってわけ


ちなみに基本書の方はめちゃめちゃ分量あるので覚悟しましょう

法学部の勉強(特に刑法)は楽しいよ!

これから法学を勉強する1年生は法学がどういうものなのかあんまりわかってないと思うけど楽しいよ!特に刑法はめちゃめちゃおもしろいよ!


法学の勉強は大変だと思うけど面白さは絶対にあるから負けるな!!